もう5~6年前の、息子が高校1年のころのお話。
こんなことがありました。
ある日、息子がめずらしくお願いをして来ました。
「あのさー、今夜〇〇ちゃん(小学生の頃からの仲良しの同級生)たちが遊びに来るんだけど、アイツ今日お誕生日だからさ、うちのおいしいご飯食べさせてやりたいんだけど・・・・。
今夜、みんなの分も晩ごはん作ってくれる?
あと、誕生日ケーキも仕事帰りに買ってきてほしいんだけど?♪」
普段私が忙しくしてるのを誰よりも知っている息子は、いつもはあまりワガママは言わないのですが、この日は「ゼッタイうまいモノ、手作りしてね」的な感じ。
「めずらしいなぁ?」と思いながら、その晩は息子のお友だちの〇〇くんのために、バースデーケーキと私の手作り晩ごはんを準備しました。
〇〇くんはその夜、息子をはじめ数人の同級生にお誕生日を祝ってもらって、かなり嬉しかったらしく、息子の部屋からは「わぁー、ありがと~。みんな❤️」と声が聞こえていました(笑)
お友だちが帰った後、一緒に片付けをしながら、
「キミが私に“どうしても!”ってお願い事するの、めずらしいね~。」
と、改めて聞いてみた。
そうしたら息子は、
「だってさ・・・。
実は今日は〇〇ちゃん誕生日なのに、お父さんは仕事でお母さんはお友だちと出かけちゃったらしく『誕生日なのに、オレ今日は家に一人ぼっちなんだ〜』って、〇〇ちゃん淋しそうだったからさ、俺ん家に呼んであげてお祝いしてあげたいなぁ♪って、スゲー思ってさ。
〇〇ちゃん、超喜んでたよー! ありがとう。」
と、息子からの答え。
そうだったのかー。
どおりで、めずらしく息子が私にワガママを言ったハズだ。
誕生日当日、たった独りぼっちだったその〇〇くんのために、彼を喜ばせたくて我が家で誕生日のお祝いをしてあげたかったそう。
私は息子に、そのときひとこと言いました。
「キミは良いことをしたんだね、今日は」
息子のワガママは、友だちへの優しさだったのですね。
我が息子ながら、キミを誇りに思いますよ。
